ニセコ町平松さんの「ななつぼし」

最近玄米食を始めた母の求めで玄米を買いに出る。玄米は糠に残る農薬が心配だから安心して食べられるものがほしいというリクエスト。そこで、以前ぶっさん@おたるの記事で紹介されていた丸い遠藤商店さんへ。

お店に入ると、ビシッとスーツで決めた遠藤友紀雄社長が出てきてくださった。これから外出の様子、お忙しいところすみません。事情を話すと、それならイエスクリーン農法のお米がお勧めだよ、とのことでニセコ町平松さんの「ななつぼし」に決定。5kgを五分づきで、とお願いすると、スーツ姿の社長じきじきに計量&店内の精米機で精米開始。
恐縮の数分間。

精米中、お米マイスターの社長にいろいろとお話をうかがった。分づき米の精米は極めてファジー。狙いどおりの精米度合いにするのは容易でないとのこと。一般に「○○分づき」と売られていても、精米の程度があまり正確でないものもあるんじゃないかと思った。

白米と呼ばれるところまで精米すると重さは10%減。五分づきならその半分だから5%マイナス。玄米の重さが5kgなら、その5%減で4.75kgということになる。

という話をしているうちに精米終了。精米機から米袋に移して計量タイム。計量値から袋の重さを差し引くと・・・正味で4.78kgくらい。分づき米は精米しすぎは不可、わずかに精米弱めくらいが顧客ニーズに合致して喜ばれるとのこと。このくらいが丁度いいところだね、と微笑む社長。こうして、グラム単位でピタリ狙いどおりの五分づき米が完成。すごい技術です。まさに職人技。。。

家に帰ってから気づきましたが、米袋の背面にこんな記載が。

丈夫で使えるものは何度でも普通に再利用する。当然のことだけれど豊かな時代には忘れがちなことが、こうしてわかりやすく奨励されていることに感銘・共感。ことさらにエコとか言うのではなくて。

丸い遠藤商店